2013年1月2日水曜日

スオミとサーミ他

最近気がついたが、スオミとサーミは全く違うこと。スオミとはフィンランド人が自分たちを呼ぶときに使う言葉。サーミとは、フィンランド、ノルウェー沿岸に暮らす先住民のこと。自分はサーミ人を翻訳の違いでスオミと訳されていると思ったが、まったく違った。

さてサーミ人は北極圏で狩猟放牧を行い生活する人々で俗にいう北方民族です。チェルノブイリ以降トナカイの放牧が大変らしい。

話はそれますが、北方民族の人たちの色使い好きです。

これがサーミ人の男性の服



これはロシア北極圏で暮らすネネツ人の服

樺太中部、シベリアに住むニブフの服

これはアイヌのユーカラ織り


この様にサーミから順を追って東に行きましたが、模様や色使いに関連性があるように思える。アイヌのユーカラ織りはおそらく晴れ着的な服だと思う。しかし、鮮やかな色使いは雪が多いから?白い中でも目立つためか?このへんは研究が必要。

ちなみによく北欧というとノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマークの北欧4国という考えがあるが、民族的にはフィンランド人はウラル語族フィン・ウゴル語派で、スウェーデンなどはインド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派北ゲルマン語群でまったく違います。隣国同士ですが、その場所に来るまでのルートが違うので話す言葉全く違います。このへんの言語の考えは、中国・朝鮮と日本語の関係に似ている気がする。そもそも日本語が系統不明の未解明の言語であるのをどんだけの人が知っているか…。


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